私は如何聞きたいか

 私の好きな音は繊細で芯がある音が好きだ。文章に書くとこんな具合だが、たぶんこれで伝えることはできないと思う。また、私のアンプをコピーしてみても(しないほうが良いと思うが)たぶん解らないと思う。例え、私のスピーカやラインアンプ、ケーブル、部屋まで再現しないと同じにならないし、私と同じ経験や下地を持たないと同じ様に良いとは思えないだろう。オーディオにおいて好い音の共有はたぶん不可能であると思う。

 

 さて、それではどんなCDのどの部分を喜んで聴いているのか少し整理してみた。この部分がこんな風に聞こえると、私としては満足で、「好い音だ!!」となる。

 

  1. 谷山 浩子 さんのMemories(PCCA-01124 ) 一枚目の「アリス」 
     この録音は死んだ6BM8の山を作った。いわく付の一曲。この回路での再生では2回聴くと新品が使えなくなった。この人の録音は実は非常に再生が難しい。この録音では谷山さんがマイクを吹いてしまっている音が入っている。(呼吸音です。ほとんどパルス状で無理に出すと危険です。なかなかそこまで再生できるセットを持っている人は少ない)その空気の揺らぎがきちんと再生できて、しかも、特有の声の質が(3次歪が多い??)良く表現されていること。
     
  2. EWA DEMARCZYK "Live" (WCD 015) 1曲目の歌が始まる前のアナウンス
     この人の歌は少し怖い。弄った形跡の少ない録音。特に1曲目が始まる前のアナウンスで、会場の広さが解ること。
     
  3. ・・・・(以後徐々に追加します)
     

 少し並べてみると傾向が解る。私の場合、重箱の隅が気になる様だ。(言い方を変えると"神は細部に宿る")ここに挙げた項目に一致 又は、近い状況が発生すると、「リアルだな〜」と思い、「好い音だ!!」と感じるわけだ。たぶんこの感覚は私だけのもので、他の人に押し付けることもできないし、もう自分自身も変わることはできないと思う。分類で示したが、その人にとっての好い音は他人には理解不能であると思う。

 

 すると、好い音を聴くには如何したら良いのか、少し見えてくる。

 

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