1/f揺らぎについてもう少し考える

揺らぎが与える影響

 2007年5月に岡田さんが横浜で初の個展を開く事となり、ちゃっかり音響作品(真似事ですが)を持ち込みバックで鳴らしてもらった。残念ながら2006年の録音は無く、仕方ないのでパソコン上で作った。サウンドカードを使うテストジェネレータを使って似た物を作ろうと考えた。処がPMやFM変調、その他準備された関数を使用したが、蔵で聞いた揺らぎを再現する事はできなかった。どうやっても作った揺らぎがばれてしまう。この時は仕方ないので幾つか重ねてごまかした。
 比較的長い周期を使用しても、人工的な周期を持つ揺らぎと、温度から抽出した揺らぎは簡単に区別が付くのだ。これは、不自然と自然、違和感としっくり 等の根底にあるものか。拡大して考えると、人間が作ったものでも1/fが含まれると自然なものとして感じられると言うことになる。又は自然が作り出したものでも正確な周期を含むと不自然になると考えられないか。

揺らぎが持つ意味を考える

 それでは揺らぎは何処から来るのか?? いろいろと調べたが性質や近似はある程度解ってきているらしい。参考1 参考2 参考3 しかし、原因に関してはよく解っていないとの事。 調べていくと、ありとあらゆる物に揺らぎが含まれており、事象の根本構造の様である。すると、温度周波数変換装置で聞くことのできる揺らぎはその根本を観察していることにならないだろうか。

何を観察しているか

 変換装置の発生するビート音で聞くことのできる揺らぎは、宇宙全体の一部を聞いていると考えられないだろうか。ビッグバンの発生時に加わった揺らぎは物質の不均衡を作り、それによって、水素の集まりから星雲ができ、星ができ、重い物質ができ、惑星・・・・ここの空気の温度の変化と繋がっていると考えると。耳を傾ける価値があるかもしれない。
-----以後思いついたら追記する-----
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