自作測定器について


測定器を自作する事は可能です。作り様によってはメーカー製に負けない十分な実力を持った装置の制作も可能です。何よりメーカー製では計測できないようなデータを得ようとしたときは自作に頼らざる負えません。たとえばスピーカーの特性を正確に計ろうとした場合、インピーダンスアナライザがあればある程度の特性を計測できます。ところがインピーダンスアナライザを購入しようとすると個人ではとても無理です。(少なくても100万円以上かかると思います。)

簡単測定器の制作

手始めに簡単な測定器を作ってみる事にしました。三種の神器というのでしょうか、発振器と交流電圧計、歪み率計です。表示はありません。デジタルテスター等をつないで値を読み取ります。発振器はキットを使用する事にしました。おまけで交流険流計を作りました。又、電源は9V電池を使用します。

製作した測定器の外観写真を上げます。左からインピーダンスブリッジ、交流検圧計、低周波発信器、交流電圧計、歪み率計、周波数切り替えモジュールです。まだインレタを入れていませんので、つまみ等の役割は分からないと思います。使用したケースは安価なプラスチックケースです。電源に9V電池を使ったため持ち運びが可能です。 製作した測定器の回路は回路集からの使えそうな回路を抜粋して製作しました。工夫次第で高性能、高精度なオリジナル測定器が作れると思います。

簡単測定器

手前に並んでいるのが簡単に制作できる測定器です